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それもそのはずで、平成25年には、65歳以上の高齢者は、前年より112万人多い3186万人と総人口の4分の1を超え、人口、割合共に過去最高に達した。この流れは、来年から戦後ベビーブーム世代が加わると、ますます鮮明になるだろう。平均寿命も、男性79.59歳、女性86.35歳だ。平均寿命が男女とも50歳を超えたのは昭和22年(1947)だったし、25年における65台以上の高齢者人は、総人口の5%に満たなかったから、当時と比べると30年も寿命が伸びたことになる。 戦前、日本人の3大死因は、肺炎、胃腸炎、結核だった。昭和25年までは結核が死因第1位を占めた。現在、死因のトップのガン(悪性新生物)は、平均寿命が50歳台の頃は老衰死よりも少なかった。
厚生労働省の全国調査によると、平成24年度は、高齢者介護施設の従事者による虐待件数は155件(前年度より4件増)、相談・通報件数は746件(同、49件増)あり、また、自宅で介護する家族、親族、同居人などによる虐待件数は15,202件(同、1,397件減)、相談通報件数は23,843件(同、1,793件減)で、加害者の4割以上は息子だ。
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by dankkochiku
| 2014-01-19 21:31
| 時評
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あ 悪事でも 秘密にできる便利法 け 憲法を変えて目指すは 富国強兵 ま まがまがし 数で押し切る驕りよう し 食材に騙されていた グルメ連 て 天災で 屋根マデ飛ンデコワレテ消エタ お 大声で反対すれば テロになる め 滅入るなあ 物価上昇 年金減額 で 電脳も名人戦にでる時代 と 盗聴傍受 それが仕事のNSC う 美しい国で愛国行進曲 ご 五輪まで 騒音響き 町変貌 ざ 財あふれ 5千万などはした金 い いつまでもあると思うな 知る権利 ま まだ癒えぬ汚染地よそに 再稼動? す 隙あらば 自分のものと決める国 #
by dankkochiku
| 2014-01-01 00:00
| 時評
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昨日、安倍晋三首相の靖国神社参拝のニュースが飛び込んできた。
参拝後、記者団に対し、首相は、その心境について 「日本のために尊い命を犠牲にされたご英霊に対し、尊崇の念を表し、み霊安らかなれと手を合わせた。」 「(靖国神社の参拝は)二度と戦争の惨禍の中で人々が苦しむことが無い時代を創っていくとの決意をお伝えするために参拝した。」 「父母を残し、愛する妻や子を残し、戦場で散った英霊のご冥福をお祈りし、リーダーとして手を合わせる。 このことは世界共通のリーダーの姿勢ではないか。」 などと語った。(「ご英霊」とは笑い) 「国のために戦い、尊い命を犠牲にされた人に哀悼の誠を捧げる」 ことには全く異存はない。 しかし、「国のため」 と大義名分を掲げ、国民の声を封じ、海外からわが国には一兵たりとも侵入のなかった以前から、国民を戦争に駆り立て、その尊い命を犠牲にさせたのは、軍国主義、全体主義の戦争指導者ではなかったのか。 その指導者の一部は、A級戦争犯罪人として東京で裁かれ、処刑された。 その霊も英霊として合祀されている神社に参拝し、その冥福を祈るのが 「世界共通のリーダーの姿勢」「戦争の惨禍に苦しむことがない時代」 をもたらすとは、中国、韓国ならずとも、首相の非常識な歴史的認識は了解不能で、ただただ驚き呆れる。 まさに、「殿ご乱心」 だ。 ナチスドイツの指導者ヒットラーは、戦場で死亡したが、彼の死に哀悼の意を教会で捧げる一般のドイツ人がいるだろうか。 今回の安倍首相の靖国神社参拝については、中国、韓国、ロシアからの抗議のほか、米国政府、EUも日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことを批判し、緊張を高める行為の自粛を求めてきた。 世界の良識ある声を安易に聞き流してはならない。 菅官房長官は会見で、「総理自身が、誠意を持って、関係各国に説明をし、理解を求めていく」 と、首相スポークスマンの立場上、歯切れの悪い談話を繰り返すが、他国よりもまず自国民に納得させてほしい。 このままでは、いくら時間をかけても、首相の歴史認識を改めない限り、到底、自国民も、他国民も理解できないだろう。 私が、首相の靖国神社参拝に反対するのは、近隣諸国との友好関係を妨げるからだけではない。 靖国神社が、神道の一神社の枠を超え、別格官幣大社として、国民に参拝を強要し、日本ファシズムの象徴の役割を果たしてきたからだ。 その当時、少国民と呼ばれた国民学校生だった頃から私はその姿を見続けてきた。 安倍政権は、その歴史を繰り返そうとしているとしか思えない。 先の15年にわたる戦争によって、国民のどの家族にも、一人や二人の戦争犠牲者がいるはずだが、私の家族からも2人を失った。 その一人、私の従兄弟は、中学校での軍事教練以外、全く兵士としての経験のないまま、20歳時の徴兵検査後、1年も経たないうちに赤紙(召集令状)が届き、直ぐにフィリピンで戦死。 戦後、役所から届けられた遺骨箱には、石が一個入っていた。 遺族は、こういうこともあろうかと、石コロの代わりに出征前に残した従兄弟の髪と爪を骨壷に納め、今も私の家族の墓の中にある。 その後、しばらくして、従兄弟が靖国神社に祀られたと突然、通知がきた。 従兄弟は、英霊なんかではない。 有無を言わせず召集され、戦地に送られただけで、たいした役にも立たなかっただろうと、キリスト教徒の家族は辞退したが、不本意ながら承諾させられた。 これは、私の家族の話だが、これと同じような気持ちの家族も少なくないだろう。 だから私は、この記憶がトラウマになり、戦後、1度も靖国神社への参拝をしていない。 しかし、千鳥ケ淵戦没者墓苑には、もしかしたら従兄弟の遺骨が葬られているのではと時どき参拝してきた。 そこには、昭和28年以降、政府派遣の遺骨収集団が主な戦場各地から収集してきたが、遺族に引き渡すことのできない遺骨が納められ、昭和34年に創建された後、平成3年に納骨室が増設されている。 戦犯合祀後、靖国神社に参拝しない天皇、皇族方をはじめ、今年10月には、ジョン・ケリー米国務長官とチャック・ヘーゲル米国防長官も訪れ、墓苑で献花した。 ふと、靖国神社を参拝したがる政治家のホンネは、戦没者遺族の票田のためではないかと思った。 #
by dankkochiku
| 2013-12-27 23:00
| 時評
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2005年に太平洋を囲むシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国間で貿易関税を撤廃し、カネ、モノが自由に行き来できる自由貿易経済協定が結ばれ、その後、米国を含む5カ国がこれに加わり貿易交渉が進行している。 この 「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」 の動向にこれまで傍観的だったわが国が今年7月に交渉参加を表明したことから、にわかに利害を異にする国内業界から推進派、反対派の議論が活発化してきた。
日本政府がこのTPP交渉参加に決断した理由は、これに加わらなければ、貿易立国のわが国がこの地域から取り残され、競争力低下を招くおそれのあること、遅れて参加した国は、既に参加国間で合意した条文を代えることができず、そのため自国に不利になるおそれのあること、さらに、米韓の自由貿易協定(FTA 2012年3月発効)や米・EU間の経済連携協定(EPA)会議開始などアメリカの2国間交渉の動きに刺激されて、一日も早く手を打たないと輸出競争に負けるとのあせりからのようだ。 しかし、交渉参加国間では、条約発効後4年間は、交渉中で交わされた情報を一切秘密にする守秘義務が合意されており、TPPが対象にする24分野の各作業部会で何が協議されているのかの情報が伝わらず、政府は国民への説明不足、国内の議論も深まらないまま、参加することには問題があるとして反対の声もある。 しかし会議に参加後、自国に不利に働くと思えば脱退することができるので、政府は、一応、会議への参加表明をしたということだろう。 輸出産業からは、TPPに加盟し、関税が撤廃されると、輸出増加につながり、GDPの押し上げ効果があり、参加しなければ世界の孤児になると参加に賛成し、消費者団体からも、良質で安いものの輸入に歓迎する。 その一方で、農業、医療、金融・保険業界は参加に反対する。 なかでも農業団体からは、参加すれば海外、特に農業大国の米国から廉価な農産物が大量に押し寄せ、農業への打撃が大きく、農業従事者の大量失業、農林業地の荒廃化を招くおそれのあること、食料の国内自給率が低下すれば、輸出国の天候次第で輸入量の変動の危険性が避けられないこと、輸入価格競争から低価格の遺伝子組み換え食品や食品添加物、残留農薬食品など健康安全が保障できなくなるなどをあげて、なんとしても農業5品目(米、麦、牛・豚肉、乳製品、サトウキビなどの甘味資源)だけは関税撤廃の交渉の 「聖域」 として譲るべきではないと主張する。 とは言え、グローバル経済化が進む現在、大局的には、わが国だけが貿易鎖国政策をとり続けるわけにはいくまい。 その弊害を避けるには、国内の産業構造を国際情勢に対応して変えるしかないだろう。 例をわが国の米作農業の現状にとると、食趣向の変化による消費者の米離れ、農家一戸当たりの農地面積の狭さ(その典型は棚田)による非効率の農業、農業従事者の高齢化と後継者不足による農業、農地の放棄、国からの補助金依存の体質など明るい展望が見えてこない。 これらの問題には、すでに一部で行われている米作中心農業からの転換、生産者と消費者を直結させる商社の介入などを大胆に進めなくては、TPP問題が起こらなくても将来性は開けない。 こんなことを考えながら、東京郊外にある我が家の周りを見渡すと、数年前まで広々としていた農地や農家の跡地が武蔵野の面影をとどめる小公園や住民向けの一坪農園に変わっているのはまだいいとして、駐車場、建売戸建住宅群、アパートに囲まれ日影に取り残された農地にも、マンション建設予定地の看板が立っていた。 #
by dankkochiku
| 2013-12-20 17:15
| 時評
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「信を失えば立たず」 とか 「信用は無形の財産」 などといわれるのに、このごろ信用を裏切る行為が目立つ。 それも、「振り込め詐欺犯」 や 「ストーカー犯罪者」 など、れっきとした犯罪者ではなく、社会的信用を得ている個人や企業、団体ぐるみの不正行為だ。
有名ホテルで食事のメニューの表示とは違う食材を使っていた食材偽装は、全国のホテル、デパートのレストラン、惣菜店、さらには酒造会社までが常態的に行っていた。 お茶を煮出して薄めた 「酒」 と沢庵と大根のこうこの 「玉子焼きと蒲鉾」 持参で出かけた貧乏人 「長屋の花見」 の落語なみと笑ってはおれない。 消費者庁は、景品表示法を改正して、不当表示をした事業者に課徴金を課す方針という。 法律に触れなければ、構わないと、いわゆる脱法行為が横行し、その問題が広がると、国はそのたびに新しい法律を作って、不正行為の再発を防ごうとするが、新法ができた途端に、その法の網を潜り抜けるものが現れる。 世の中は、まるでモグラ叩きの連続だ。 こうして、国会では、年間、100~200件ほどの新法または一部改正法律が成立しているし、国会図書館のデータベースによると、今年7月1日現在、法令も含めると、2万6,388件もの法律、法令があるそうだ。 こんなにたくさんあったのでは、そんな法律があるとは知らなかったと、弁解する違反者の気持ちも分からないではない。 最近では、食材偽装より質の悪いのが患者のカルテを操作し、臨床試験結果を捏造し、著しい効果があるかのように見せかけた不正行為だ。 マスコミによると、ある新開発の降圧剤には、血圧を下げる効果以外にも効果があり、他の降圧剤と比べ、脳卒中を40%、狭心症を65%、それぞれ減らす効果があったなどと学術誌に発表した販売元の製薬会社の社員と、おそらく、それを知りながらそれに同調した幾つかの医科大学の共同研究者たちの不正が英国医学誌によって暴かれた。 驚いたことに、それまで、大学当局は気付かず、慌てて論文を撤回したものの、著しく信用を失墜した。 また、「美白効果」 をうたった化粧品を利用した250万人ほどの人の中から肌がまだらに白くなる 「白斑」 症状が発生する事件が発生した。 7月になって、この化粧品の製造・販売大手化粧品メーカーは、平成20年から販売されていたこの化粧品を回収し、被害者への賠償を発表した。 しかし、昨年10月には、中国地方の皮膚科医がこの化粧品を使って白斑の症状が出た患者について会社側に連絡し、さらに今年2月にも、この化粧品の使用者のほかに色素脱失や沈着の事例がないかと会社に問い合わせたが、この会社の担当者からは、その患者のアレルギー体質のためとし、「そうした例は聞いていない」 と回答していたという。 こうした会社側の対応の遅れから、被害者数は、10月20日の時点で1万5,567人、症状が 「完治、またはほぼ回復」 していない人は1万2,268人、このうち患部が3カ所以上に及ぶなど、比較的症状が重い人が4316人、976人は顔や手など広範囲に白斑が見られるなど特に重症だ(11月7日、Yahoo ニュース)。 また、この化粧品の販売を承認した厚労省も、騒ぎが大きくなるまでなんら改善措置を講じていなかった。 さらに恐るべきことが9月に北海道で起きた。 函館線八雲-山越間で20両編成の貨物列車の脱線事故だ。 脱線の原因について、最初、その1週間前の豪雨で地盤が緩んでいたところに当日の雨で崩れた山からの流木がレールと枕木を支えていた砂利を流出し、列車と衝突したと発表した。 しかし、事故現場は、昨年10月の定期検査で、レールの幅が社内規定の基準値より広い異常が見つかっていたのに補修せず1年近く放置されていたことが分かった。 また、直近の点検でも他に異常個所が8か所みつかり、そこでも同様放置したままだったのが分かった。 JR北海道は、記者会見で、その理由として、上司への報告を怠ったまま忘れたり、作業の手が回らなかったことなどを上げ、それらは 「ただちに脱線につながる数値ではないが、脱線の原因となった可能性は否定できない」 と曖昧な釈明をした。 JR北海道は、北海道全線で改めて線路の点検を行ったところ、事故後1週間の時点で、少なくとも170か所でレールの異常が放置されていたと発表した。 さらに、調査が進むにつれて、一部の保線担当部署では、国交省による特別保安監査の実施前に、点検で異常だったレール幅の数値を基準内になるように改ざんした疑いがでてきた。 しかも、9月の脱線事故後2時間ほどの間に、現場の社員と上層部のあわせて3人がレールの幅を実際よりは少なめに改ざんし、国交省や運転安全委員会に虚偽の報告をしていたことが今月になって発覚した。 外部に線路の異常を公表しなかった理由についてJR北海道の豊田誠常務は 「運行の遅れに直接つながったわけではない、との甘えがあった」 というが、脱線事故のあった線路は、特急列車をはじめ普通列車も使用していたので、あわや大事故になるところで、人命を預かる鉄道会社の意識には慄然とする。 警察が事件を捏造し、犯人に仕立て上げるフレームアップ(frame-up)は、洋の東西を問わず後を絶たず、そのため冤罪事件も少なくない。 それだけに法の番人である警察当局もその防止に努めてはいるが、密室の中での取調べとあって、一向に止まない。 その防止として、取調べ中の録音、録画(可視化)の法制化が求められているが、捜査機関側と弁護人側との意見が対立し、難航が続いている。 鹿児島県警が摘発した暴力団組員による事件で、暴力団担当の警部と捜査員2人の3人が、被害者の供述内容が1回目の内容が2回目の内容で変わったことについて、このままでは公判で捜査側に不利に働くことを避けるために事実とは違う内容の供述調書を捏造した事件が起きた。 幸い、検察官がこれに気付き、容疑者を処分保留で釈放、不起訴処分にし、他方、3人の警察官は虚偽有印公文書作成容疑で調べられた。 同様事件は、昨年12月に兵庫県警でも起こり、男子高校生による自転車窃盗事件を、高校生の友人との共犯事件のように調書を偽造したとして警部補と巡査の2人が懲戒処分を受けている。 こうした信頼を裏切る不正行為が各方面で止まないというのも、その源は、人の物欲、名誉心、他からの非難を恐れる心など、善にも悪にもなり得る人間の本能的、生理的な欲のなせる業だろう。 学生のコピペ・レポートから、学者の盗作論文などをみると、学歴、教養の有無にかかわらず、一般人は道徳心だけでは足りず、強制力のある法律の力を借りなくては自分を律することができないようだ。 #
by dankkochiku
| 2013-12-08 23:40
| 時評
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