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毎年、恒例の入谷鬼子母神の 「朝顔市」 と浅草寺の 「ほおうずき市」 は、朝早くから夜遅くまで賑わいが絶えない。
今どき、ほおずきを鳴らせる女の子はあまりいないし、種をまき水さえやれば誰でも花くらい咲かせられる朝顔なのに、この市に人気が集まるのは何故だろう。 市にでかけて、梅雨の蒸し暑さを紛らすためだけではないし、まして、よそにはない品種がそこにあるからでもない。 日常生活から離れ、賑わいの中で肩の力を抜き、見知らぬ人と出会い、共感し、気軽に言葉を交わし、群衆と一体になれる感じに浸れるからだろう。 もう数十年も前から、若者たちは、江戸・東京の文化を引き継いできた浅草から、変化の激しい渋谷、新宿へと集まり、人情と正義感が本領だった浅草っ子たちは高齢化し、町の活気が廃れた感じは否めない。 ここには、大型のマンションやオフィスビルは少なく、卸・小売店の並ぶ通りの裏道へ一歩入ると、車もまばらで、狭い古びた木造住宅が並び、玄関先や店先の路上に鉢植えの草木が置いてある。 市で買ってきた朝顔やほおずきは、隣人たちとの格好の話題になり、近隣のよしみを広げる。 大都会の中で庶民たちは村の生活を楽しんでいるようだ。
by dankkochiku
| 2009-07-12 12:07
| ぶらり、まち歩き
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Comments(4)
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tomahawk_attack
at 2009-07-12 20:39
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「ほおずき市」 と「朝顔市」・・・今年は行きたいと思ってたのですが、都合が付かずいけませんでした。う~む。残念!。。
それにしても?私は「朝顔市」が鬼子母神で、「ほおずき市」が浅草と思ってましたが、・・・これ逆になってません?・・・
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dankkochiku at 2009-07-12 21:29
あっ! これは、これは、不覚にも大間違い気づきませんでした。 ご指摘を受け、遅ればせながら訂正しました。 有難うございました。
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cocomerita at 2009-07-20 21:10
Ciao dankkochikuさん
御無沙汰です。 東京にいたのですが、インターネットのない生活を強いられてました。 朝顔市行きましたよー 友達と。 朝顔の元気な朝に行けばよかったんだけど、残念ながら、夕方に行ったので、朝顔の花はしおれてるし、すごい人ごみで、まあ群衆と一体にはなれましたが、お巡りさんが大声で人ごみ整理するなか、、もまれてただ疲れたって感じで、期待していった下町の情緒みたいなのは味わえませんでした。 それよりも平日に訪れた浅草のがよかったです。 そうそう、以前dankkochikuさんが書いていた鬼子母神に行き、おかげさまで友人に鬼子母神とはなんぞやのうんちくはたれることができました、ハハハ、ありがとうございました。
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dankkochiku at 2009-07-20 22:17
Ciao cocomerita さん お久しぶり。 どうしたのかと、ご常連も心配していますよ。 東奔西走の方には、ノートパソコンが必需品です。
入谷の朝顔市では、午後5時から言問通りは歩行者天国になり、人が溢れかえります。 粋なゆかた姿で出かけましたか?
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